[写](再掲)10分で理解するデジタル一眼レフカメラでの夜景撮影
この記事は2013年5月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。
過去ブログより再掲載です。
素人でも「それっぽい」夜景が撮りたい!
夜景、主に今回はイルミネーションの撮り方を実際の手順通りに簡単にまとめてみました。
ニコン機持ちでカメラにまだ慣れてないけど夜景撮りたいよ!な人向けです。
難しいことは覚えられないけれど「これぐらいだったらメモにして手元で確認しながらセッティングできるよ!」ぐらいの表記を目指してみました。
※全体的なマニュアル設定に関しては、こちらのサイトを参考にしました。→Yakei.jp内「夜景撮影のイロハ」
以下ほぼ引用に近いですがざっとわかりやすくまとめ書き。
ちなみに使用機器は Nicon D300。三脚を使用しています。レリーズは無し。
カメラ本体の設定
- 露出モード(本体上部ダイヤル)を「M(マニュアル)」にする
- 測光モード(背面ファインダー右)を「マルチパターン」にする。
- レリーズを使用しなければ、セルフタイマーを使用する(2秒を使用)
- ISO感度を100に設定。強風等振動が出やすい環境の場合はISO感度を上げる
- ホワイトバランスを「オート」または「色温度設定で4000~5000k」に設定。
(数字が上がるほど赤みが出る)
取付レンズの設定
- 撮影モードスイッチを「M(マニュアル)」にする。
- 手ぶれ補正機能があれば「OFF」にする。
- レンズのフォーカスリングを「∞」にあわせる。
以上で本体、レンズの設定は終了。
撮影に入ります。
撮影時の調整
- 絞りをf8にあわせる。
- ファインダーを覗き、内部に現れる下部インジゲータを見ながら
インジゲータが中央(0)に来るようにシャッター速度を調節する。
- シャッター速度を30秒にしても中央に来ない場合、
30秒のままで今度は絞りの方を開放していく。 - 絞りがここでf4以下になってしまう場合
f5.6(ある程度シャープさを保たせるため5.6から下げない)に設定し
BULB撮影を行う。インジゲータ-0.5表示45秒、-1表示で60秒、-2表示で120秒。
- 撮り終わったら、露出を変えながら数枚撮影する。
- インジケータの目盛りを-1、+1、1.5にあわせて撮るとよい。
実際に撮ってみた
写真は全てflickrにリンクしています。リンク先には他の写真と、原寸もあるよ!
撮影情報は右下のF値とか書いてあるところから飛べます。
まずは失敗例
リア充とオフィスマンが行き交う丸の内イルミネーション。
よく設定分からないままシャッタースピード周辺だけをいじって撮った写真。
これはひどい。
これはこれで雰囲気がありますが、全体的に光の映り込みも、被写体もボンヤリしています。
設定に気をつけて撮ってみた
それでは以下の写真を。
東北が誇る元祖イルミネーションイベント、仙台光のページェントです。
上に記述した設定を(多少変更はしてますが)参考にして撮ったものです。
Nikon D300 + AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-ED
1.3 sec ・/8 ISO400 26 mm
Nikon D300 + AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-ED
1.3sec ・/8 ISO400 18mm
Nikon D300 + AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-ED
1.3sec ・/8 ISO400
ちょっとは良くなったかな?
丸の内イルミの写真(上の写真)よりだいぶ晴れやかにかつシャープめにとれたと思います。
(手持ちだったためシャッタースピードを下げられなかったのもありますが)
素人も素人なりにちゃんとテクニック通りに調節して撮ればこれだけ違いが出るものなのかとびっくりしました。
三脚をクリスマスシーズンのイルミネーションが盛んになる時期にあわせて購入したのですが
これのお陰でだいぶ撮れる範囲が増えたような気がします。
慣れないと感覚は掴めないので、とにかくたくさんとって覚えていこうと思います。
周辺グッズとか、その他まとめ
三脚
三脚は街中で使うだけなら、とりあえずで安価のでも問題はありません。
場所によってはしっかりと安定感のあるものも必要になるかも。
実際ショップなどで手持ちのカメラを取り付けて購入検討するのがベターです。
レリーズ
手に持って遠隔でパシャッとできるアレです。
あると便利ですが普通に撮るだけなら無くても短めのセルフタイマーで代用できます。
暗い場所はとくに周りに気をつけよう!
最近はカメラユーザーも増えて、撮影をする人がたくさん増えましたが、
イルミネーションや夜景を撮る時は大体の場合
人が多く、非常に足元が暗い場所であることが多いです。
特に暗い場所でファインダーをのぞき込んでる時などは、意識がそっちに集中しやすいので
周りの人の流れなどは常に把握して、トラブルや盗難、ケガなどにも気をつけましょう。
慣れない撮影ポイントやシチュエーションだと足元がつまづきやすかったり、
人の流れをふさいでしまったり、ぶつかりそうになるなど、普段より迷惑を掛けたりしやすいです。
撮影マナーとゆずりあいの心はつねに持ちましょう!
夜景はブレたり光の具合がうまく表現されなかったり、とにかく難しいイメージが先行していますが
ネット上に溢れてるtipsをちょっと意識して撮れば、かなり綺麗に撮れるようになります。
夏はお祭りに花火大会、冬はイルミネーション。被写体はたくさんあります。
カメラ持ちの方はぜひ一度夜景撮りにチャレンジしてみて下さい♪ 楽しいですよ~ :>